先日いらしてくれたセラピストさんが、
以前のホームページに載ってあったボディメカニクスがとても良かったと言って下さいましたので、
アンコール企画!!!
ボディメカニクスの基本を簡単におさらいします。
ボディメカニクスとは、身体の姿勢や動作の効率的な使い方や調整を指します。
施術者にとって、正しい姿勢や動作の習慣を身につけることで、
使いすぎからくる怪我の予防や、
効率的な力のかけ方により、施術のパフォーマンスを上げます。
安全に、施術効果があり、心地よい施術は
ボディメカニクスをしっかりと知り、実践することが
プロフェッショナルのセラピストには必須要件です。
2012年のセラピストで特集されて記事の写真がありました。12年前!!!
ちょっとセピアですが、ご参考になさって下さい。
では、簡単に5つ挙げていきます。
①体の中心のおヘソ(できたら丹田)の方向に向かって力を移動させる。
体を捻ることで腰痛の原因になったり、均等な圧を加えることができにくくなります。
②クライアントの体を距離をおく。
セラピストの背中をまあるく猫背ですると、
首肩こりと腰痛になりやすくなります。
③親指を広げすぎす、無理のない角度をキープする。
関節の角度は限度があります。
その角度を毎回限界ギリギリまでもっていくことは、
関節を痛める原因になります。
④足のスタンスを十分に取る
腰が曲がらないことが腰痛にならなくするためには大事です。
足幅をしっかりと取ることで、腰が曲がらす、
心地よい深い圧がクライアントに届きます。
⑤エフルラージュは指の向きを進行方向に向ける。
指を進行方向に向けてエフルラージュします。
小指側面を進行方向に向けてエフルラージュしてしまうと、
手首に大きな負担がかかり、
小指も伸ばされるので、尺骨神経にも影響が出ることにもなりやすいです。
腱鞘炎の原因にもなります。
これは多くのリラクゼーションセラピストさんがされていらっしゃいますが、
軽いエフルラージュではOKですが、
クライアントさんから強めのリクエストがある場合は
手首や小指、尺骨神経に負担にならないように、
指先は進行方向に向けてエフルラージュします。
以上、基本のボディメカニクスです。
セッションはセラピストもクライアントさんにとっても
安全が第一です。
ご参考にしてみて下さい。