スウェディッシュマッサージで再学習
FLOWボディセラピースクールの受講者さんには、
すでに別のスクールをご卒業され、日々クライアントさんを施術している
現役のセラピストさんがおおくいらっしゃいます。
一度学んだ道を、もう一度深めようとしてくれるその姿に、
私はいつも胸があたたかくなるのです。
迷いながらも、「もっといい施術がしたい」「もっと知りたい」「お客様の役に立ちたい」と
勇気を出して学び直す姿は、とても美しいと感じます。
受講後、生徒さんたちから届く声は本当にさまざま。
施術が楽しくなった、クライアントさんの変化がわかるようになった、
お客様からいただく言葉が変わった、感動してもらえた——
そんなお話を伺うたびに、
「あぁ、必要な人に必要な学びがちゃんと届いているんだ」と
私自身も励まされます。
■ “学んだあとに出てくる疑問”は、成長のサイン
先日、初めて来てくださったセラピストさんも、まさにその一人でした。
別のスクールをご卒業され、施術を始めてみたものの……
やればやるほど「なぜ?」という疑問が増えていったそうです。
これは、セラピストとしてとても健全なすばらしい状態です。
疑問が生まれるのは、成長したいと思っている証だから。
けれど、前のスクールでは
「施術していくうちにわかるから」という答えしかもらえず、
モヤモヤを抱えたまま、ひとりで頑張ってこられたとのことでした。
答えがもらえないともやもやしますよね。
私もそのタイプですからすご〜〜くよくわかります。
たしかに、その先生の答えも間違いではありません。
私も、状況によってはそうお伝えすることもあります。
でも——
施術のひとつひとつには“意味”があります。
・解剖学的にどう働くのか?
・どんな目的でそのストロークをやっているのか?
・その部位にその手技を使う理由は?
・どの筋肉にどうしてこういう方向でこの圧で施術するのか?
なぜ?がわかり、これらが腑に落ちると、施術は格段に変わります。
マニュアルではなく、
「自分の手で選ぶ施術」ができるようになるからです。
ストロークや手技の足し算・引き算ができるようになると、
施術は“作業”ではなく“クリエイティブ”に変わります。
その瞬間、施術の楽しさがぐっと開いていきます。
そして、そのクライアントさんそれぞれに合った施術法を選ぶことができるのです。
だから喜んで頂けたり、感動してくださったり、
「気持ちよかった」の反応が心からの言葉として伝わってくるのです。
■ 今までの学びを否定する必要はありません
これまで学んできたことは、決して無駄ではありません。
むしろ、それがあるからこそ、次の学びが深く染みていきます。
どんなスクールにも、それぞれの良さがあり、
どの先生も真剣に教えてくださっていたと思います。
そこに “施術で即戦力になる解剖学や生理学” と
“痛みや緊張を緩和する技術” を重ねることで、
あなたのセラピーは、ぐっとあなたらしさを持ち始めます。
それはまるで
「自分史上最強のセラピスト」へ育っていく過程のようです。
(もちろん、学びは続きます。。。)
■ もし、いま少しでも迷いがあるなら
「もう十分学んだから、もういいかな」
そう思える方は、そのままで大丈夫です。
でも、どこかに
・疑問が解消されず、もやもやと少しだけ取りこぼしている感覚
・本当はもっとセラピストとして深めたい気持ち
・クライアントさんのために、あと一歩踏み込みたい気持ち
があるのなら——
その背中を、私はそっと押してあげたいと思っています。
と言うより、一緒に学ぶ仲間になりたいのです。
身体については本当に学んでも学んでも学びきれません。
私はマッサージセラピーを学んですでに26年になろうとしていますが、
まだまだ学ぶことはたくさんあります。
スウェディッシュマッサージを学ぶことで、
なぜ?に答えが見つかると施術迷子から自由になります。
学び直すのは、恥ずかしいことでも遅いことでもなく、
あなたがもっと自分らしく優しい手になるための自然な流れ。
もし今、立ち止まって悩んでいるのなら、
その迷いはきっと、新しい扉を開く前触れです。
あなたの手は、まだまだ育つ。
あなたの施術は、もっともっと光る。
その未来を、私は心から信じています。

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一般社団法人スウェディッシュ・ディープティシューセラピー協会
Body Therapy NY *FLOW*
FLOWボディセラピースクール


