神と繋がると言うと

スピリチュアルと思われる方も多いと思います。

ボディセラピーをしているセラピストの私にとって

体=神なのです。

神とは、畏れ多く偉大なもので

人間は罪深く不完全なものであるとも

言われますよね。

でも、私は人体(仮にここは人間を焦点に当てさせて頂きます)

こそが偉大なミラクルを起こすものであると思うのです。

うまく伝えることができませんが、

身体と思考やマインド霊性などは密接に関わっていて、

それを含んで身体/人体と思っています。

マッサージと自律神経の関係も同じです。

マッサージをすると自律神経が整うのですが、

自律神経は意識的にコントロールできない不随意神経です。

自動的に血管を拡張させたり収縮させたりして血圧を調整し、

唾液や胃液や蠕動運動で消化吸収を抑制したり促進したり、

ドキドキすることで心臓のポンプを働かせたり、

ゆっくりとした動きでドキドキから安定にシフトしたり、

勝手に体の中で調整が起こっているって、もうミラクルです!

私はこれぞ神業であるとも感じます。

ソマティック・エクスペリエンシングというトラウマの心理治療法がありますが、

トラウマは出来事の中ではなく、神経系にあると

心理学者で創始者のビーター・ラヴィーン博士が提唱しています。

その言葉だけで、私は人体の凄さを感じるのです。

日本語の「神経」とは神の経(すじみち)と書きますよね。

まさに身体に神が宿っているのです。

マッサージを受ける側は、自律神経も勝手に整えられ、

脳内からはセロトニンやオキシトシンが出るわけです。

意識的にできるものではないのです。

意識が人間としたら、無意識は神業ですよね。

その無意識的に体は調整して、生き延びるために、良くなろうとしているのです。

セラピストは人体と言う神に仕える神職だと思っています。