舌と体幹って繋がっているのをご存知ですか?
私の歯医者さんが武術の達人3人に話しを聞いたところ、
3人共、舌の位置について同じことを言われていたらしいのです。
武術はできるだけ相手に気を悟られず、
相手よりも先に有利な立場を取るか、
殺気に気づかれないように動く事が必要なんだそうです。
そのために、体幹の筋肉はしっかりと軸をつくり、
それ以外の筋肉は無駄に力が入らず、リラックスしていることが必要。
ということで、歯を食いしばったり、肩に力が入っていると
動きが固く、早急に動けないらしいです。
相手よりも素早く相手を倒すためには、
まずは軸を整えておくこと。
肩の力が抜けていて、
背筋が通っており、
口は閉じていて、
上下の歯が微妙に当たったおらず、
舌がぴったりと口蓋(上顎の天井)についていることだとか。
首が前に出ないように、
舌で頭頂を持ち上げる感じです。
背骨の前側を通って首が楽に背骨の上に乗っている状態。
この図だと、舌が離れているのですが、
奥側からぴったりと口蓋に付いていて、
歯が触れ合っていないのが正しい舌の位置です。
それを聞いて、
瞑想する前の体を整える時にその舌の位置で
背筋と頭の位置を整えると、
すごくしっくりしたんです。
その状態で、普段の施術もしています。
顎や咬筋に力を入れないようにすると、
肩のいらない力が掛からないので、
どんな深い圧でも施術が楽なんですよね。
そう言えば、悪いことをすると閻魔様に舌を抜かれると言われていますが、
きっと舌は魂とつながっているんじゃないかと思います。
食いしばりなども、この舌のポジションで
楽になると、歯医者さんが言っていました。
是非、日頃から取り入れてみてはいかがでしょう。