この春3月4月5月と

自律神経が乱れて

いつになく身体に不調を来している方が

とても多かったのですが、

何故か6月に入って落ち着いて来ていたかと思いきや、

毎日の暑さでまた乱れてきているようです。

 

自律神経は勝手に身体を調整しようとするので、

自分でコントロール出来ないのですが、

唯一それを自力でコントロールする方法があります。

それは、呼吸を意識的にする事です。

やる気が出ない、時は、早めの呼吸をして自律神経を交感神経優位にします。

例えば、犬が走った後に飼い主に一緒に遊ぼう〜という感じで、

「ハッハッハッ」と早い呼吸をするのです。

そうすると、ちょっとだけ体が活性化されて、

動くか〜〜〜〜ってなるのです。(はずですよ!)

 

しかし、現代人は常に忙しく、頭がやらなきゃいけないことでいっぱいで、

自律神経は常に緊張している時の交感神経優位になりがちです。

そこで、副交感神経を優位にするためには

ゆっくりと吐く息を長めにしていくことが必要です。

吐く息に意識して、吸う呼吸よりも長くしていくために簡単にできるのが、

数を数えながら呼吸する方法があります。

5数えながら吸い、1つ間を開けて、7数えながら吐きます。

5回ほど繰り返したら、

5数えながら吸い、1つ間を開けて、10数えながら吐きます。

これを5回以上、好きなだけ繰り返してみましょう。

だんだんと、気持ちが落ち着いて来ることがわかると思います。

マッサージをされている時も、

だんだんと呼吸がゆっくりと落ち着いてくるのを感じてみてください。

特にオイルを使ったスウェディッシュマッサージは、

波のようにゆったりとしたエフルラージュという手法から施術が始まります。

その最初のタッチから、身体はゆっくりと副交感神経が優位になっていきます。

身体の筋肉的な凝りの解消だけでなく、

自律神経も整える役目もあるのです。