先日、とある森を散策している時に、
大木に目が止まりました。
下の幹の部分は空洞になっていて、
幹の途中から大きく折れて横に倒れている樹。
何の樹かはわからないのですが、
苔が生えていて、とても美しい樹です。
ふと、この樹が折れていなかったら、
目に止まっただろうか?と思ったのです。
大木だからという理由だけでなく、
このフォルムだからより美しいと思えるのかも知れないですね。
昨日のブログの続きみたいになりますけど、
個性とか、らしさって、
順調にすくすく伸びているよりも
どこか曲がっていたり、
どこか完璧ではないところなのかも。
本人にとってはあまり好きではないところも、
それがその人の最大の個性で、強みだったりして。
そんな個性が
人の気持ちを動かしたりするのではないかなと思います。
きっとこの樹も大変だろうね〜。
って、思っているのはこちらの人間の想像にすぎません。
実はたんたんと生きているだけなんですよ。
ただ、存在しているだけ。
何かをどうこうしようなんて思ってはいないですよね。
きっと、ニンゲンもそれでいいのかも知れない。